保育士の現状と課題

保育士の現状と課題・求人動向ほかメリットデメリット

保育園の不足に関するセンセーショナルな事例では「保育園落ちた、日本死ね」と言う文言が有名です。匿名ブログの発言が国会で取りざたされ、話題になったのですが…保育所不足と言う前に、保育士さんが少ないから入所児童を制限している状況とも見られています。

 

現状と課題

厚労省の公表するデータによれば、日本中にたくさんの保育士養成機関があり、毎年たくさんの保育士さんが誕生しています。しかしその中から保育士になる方は約半分、もう半分の方は保育園以外の就職をします。さらに保育士になった方が1年で10%やめてしまい、5年で半分、10年たつと80%もの方が一時離職してしまいます。ここから保育士不足の大きな要因として、「離職者が多い」と言う事ができます。

 

現状と課題をまとめると、「労働条件の悪さが見られ、政府や自治体が改善策を施しているにもかかわらず、うまく機能するには至っていない」ことが見えてきます。より良い条件の保育園を求めて辞職する保育士が多く、また資格を持ちながら保育に携わっていない方もとても多いのが実情です。

 

保育士の求人動向

厚労省の資料が公開されていますが、保育士の求人件数が毎年似た形で推移しています。4月から徐々に増え、翌1月にピークを迎え、また下がるという波の繰り返しになっています。ここから、もっとも人手不足になるのが1月であると言えます。多くの保育士が一斉に職場を入れ替わる時期、ともいうことができるでしょう。ここから、中途採用枠を探す場合、年度末よりは年末を狙う方法も有効です。

 

都心での求人が多く、地方ほど少ないこと、あと離島など限定条件での保育士の求人は採用率がかなり高く見込めるのだとか。こういった求人で競争倍率が極端に低いのは、来たい方が少ないからに他なりません。条件を吟味するのが転職を成功へ導くポイントです。

 

メリットデメリット

以上の現状と課題、求人動向から、保育士には「働く場が多い」こと、職場を選べることがメリットとして挙げられます。しかし保育士ならではの働き難さがあるのは確かです。求人での業務内容と実働時間が合わない職場があったり、早朝保育、延長保育などにも対応しなくてはならなかったり、就労現場によっては24時間対応の場合もあります。女性ばかりの職場では人間関係が難しいケースもありますし、保護者からのクレーム対応が大変だという意見も非常に多いです。

 

しかしみんなに必要とされている職業であり、「こども」と言う社会の宝の育ちに直接触れるのが保育です。保育士さんも保育園を利用する人も利用しない方も、全ての人が保育士と言う仕事について、今一度考えてみる必要がありそうです。