保育士の資格取得方法

保育士として働くための資格の種類と取得方法について

保育士になられた方は実に様々な経緯を経て就職されています。そのスタート年齢も様々、20代前半から主婦、在宅、定年された方まで。外国籍の方向けの助成金(奨学金)も見つかるでしょう。母子家庭となった母親が狙う資格としても有力です。保育士資格の取得方法をおさらいしましょう。

 

保育士資格について

保育士の資格を取り扱っている発行元は厚生労働省です。資格を得て正式に「保育士」として登録されるのは各県となり、認定機関、認定証の交付機関は各県の県知事などになります。保母資格、保育士免許など様々に呼ばれますがこの認定証の正式名は「保育士証」です。

 

保育士養成機関で資格を取得する

一般的なのは、保育科を持つ専門学校、短大、大学などで学んで保育士の資格取得する方法です。早くて2年必要になりますが、厚生労働省の認可校であれば卒業と同時に保育士資格を取得できます。スクールのメリットは、「卒業と同時に」と言う部分です。学費が掛かりますが、保育実習など実習時間の確保や専門教育、学内試験によって国家試験は免除され、卒業できれば保育士になれます。

 

国家試験に合格して資格を取得する

上記のほか、様々なルートがありますが、最終的に保育士の国家試験の合格を目指します。

 

最終学歴が専門学校(2年以上)、短大(2年以上)、大学卒業であれば、学部、学科を問わず必要単位数を満たせば受験資格があります(卒業見込み含む)。高卒、中卒であっても規定時間以上の保育実務経験があれば受験できます。いずれも保育と無関係の学科を卒業していても問題ありません。また卒業年度によっても、高校、あるいは高校の保育科卒業のみで受験できる場合もあります。

 

保育士資格試験

受験資格を持ち、国家試験に合格すれば、晴れて保育士と名乗ることができます。大卒の社会人が保育園以外の仕事に就きながら独学で挑戦したり、中卒(中学卒業)からでも狙えるところから、いつからでも誰にでも、何歳からでも挑戦できる資格と言う事ができます(とはいえ、保育に適性のない方がいたり、事件などを起こし、資格を取消、剥奪されるケースも稀にあるようです)。

 

この場合最短取得は思い立ってから1年以下。費用が用意できれば夜間学校、通学講座、通信教育などの勉強法もありますが、自力で学ぶための教材も市販されています。お金を掛けられない方も挑戦できるのが利点です。

 

筆記試験と実技試験から成り、日程は全国一律、年に1、2回行われています。受験料は1万円程度。受験申し込み、手引きを取り寄せに必要な値段等は別途発生します。合格率が10%程度とされ、人数では10人受けて一人と言う状況。なかなかの難易度のように見えますが、働きながら受験する方も多いためとも言え、決して難しい国家資格ではありません。合格点はどの科目も6割(60点/100点)です。

 

筆記の内容は「保育の心理学」や「保育実習理論」など、9つの必須科目すべてに合格した方のみ、実技試験を受けます。こちらは童話などの語り、童謡の弾き歌い(ピアノやギターなど)、お絵かきから2科目を選択します。通知をもって合格発表とします。

 

この他幼稚園教諭免許証を持っている方は特例制度があり試験免除されたり、一度合格した科目は3年が有効期限、1回で挫折せず、不合格科目を勉強することができます。保育と共通する内容であれば必修科目から免除されるケースもありますので、卒業した学校へ取得した単位の種類などの要件を問い合わせてみましょう。学歴がなくても保育補助として規定時間勤め、スキルアップをすることも可能です。

 

登録をお願いします

平成15年に制度改正があり、これ以前に保育士証を受けた方でまだ登録を行っていない方は、保育士として保育業務が行えません。職場復帰などブランクがあるかたは要注意、各県の登録委託期間へ申し出、保育士証の再発行、再交付を受けましょう。

 

働ける場所は幅広く、公立保育園では公務員として、民間企業が運営する私立保育園へ務めたり、児童センターや保育ルームへ就職することも可能です。園へ補助金が出ているかいないかで保育士の給料も違うと言われています。保育業務に就く前に、保育士証の交付を受けましょう。以降、更新手続きは不要です。

 

・地域限定保育士
保育士不足が著しい地域で活躍することを前提に、保育士資格試験が追加実施されています。大阪府で合格すれば大阪で勤めることになりますが3年後から全国どこでも働けるようになります。試験内容、合格条件などは一般の保育士試験と同じ、他に神奈川県、沖縄県、千葉県成田市があります。